KINKI KNIGHTS設立3周年のご挨拶

KINKI KNIGHTS設立3周年のご挨拶

設立3周年のご挨拶

 ものづくり団体 KINKI KNIGHTSは、本日2025年12月17日をもちまして、設立3周年を迎えました。

 日頃より活動を支えてくださるスポンサーの皆様をはじめ、交流を深めてくださる各ロボットコンテスト・展示会・イベント関係者の皆様、そして共に切磋琢磨するKINKI KNIGHTSに所属するエンジニア達の存在があったからこそ、ここまで団体を存続させることができました。深く感謝申し上げます。

 私たちは「挑戦をあきらめさせない」という想いを胸に、ロボット製作や競技会への出場を通じて、技術と情熱を磨いてまいりました。特に今年はCoREへの初出場、レスキューロボットコンテストでのファイナルステージ進出、XROBOCONへの参加等、とても密度の高い1年であったと感じております。

 設立当時を振り返ると、周囲からは無謀ではないかと言われながらも様々な企画や開発を強引に進めてしまい、都度メンバーを困らせてきました。正直なところこれまで行ってきたことは成功したものよりも失敗した事例が多く、度々「挑戦するだけ無駄だったのでは?」と思い悩むこともありました。そんな中でも、目標の実現のために活動を支えてくれるメンバー達に助けられ、失敗をばねに挑戦を続け、今日まで至ることができました。設立当時からメンバー構成も規模も大きく変化しましたが、当時の「あきらめさせない」というコアコンセプトは今も変わらず存在しています。自身があきらめないことも重要ではありますが、弊団体は互いにあきらめさせないように常に成長し続けることを本質的な理念としています。

 ものづくり自体は一人でもできるかもしれません。しかし、一歩踏み出すきっかけは、いつも「他人」との出会いにあるのではないでしょうか。  憧れのロボットを見て「自分も作ってみたい」と思った。誰かとの出会いから興味が湧いた。街角で見かけたものや、テレビで紹介されていた技術に惹きつけられた――。そんな些細なきっかけが、私たちを突き動かします。 一人では重い腰も、志を共にする仲間がいれば軽々と上がることがあります。KINKI KNIGHTSは、そんなきっかけと後押しが生まれる場所でありたいと考えています。  この理念に賛同したメンバーが集まり、今では高校生から社会人まで、最大12歳もの年齢差があるエンジニア同士が切磋琢磨する環境ができあがりました。

 「挑戦に、タイミングや環境は関係ない」。全国どこからでも開発に取り組める弊団体のようなコミュニティは、国内でも数少ない形であると自負しております。こうした環境が維持できているのはひとえにスポンサーの皆様のご支援と、メンバーひとりひとりの尽力があってこそと考えております。  同時に、KINKI KNIGHTSのような場所が、今の時代にどれほど必要とされているかを改めて実感しております。

 これからも、KINKI KNIGHTSは誰かにとってのきっかけと後押しとなる存在であれるよう、尽力してまいります。  そして、代表である私自身、「挑戦をあきらめない」姿勢を崩すことなく、組織運営に注力していく所存です。

 現在もCoRE-1 2026シーズン/レスキューロボットコンテスト2026に向けて開発が進んでおります。また、大会に限らず各種展示会・メイカーイベントへの出展も検討を進めております。どこかで弊団体をお見かけした際には、ぜひお声がけいただけるとメンバー一同大変励みになります。

 4年目も、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年12月17日 KINKI KNIGHTS 代表 濱村 貴美香


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